ネコ達への賛歌

ネコ達への賛歌

そして神は尋ねられた
「帰ってくる準備はできたかい?」
ネコの魂は応えた….。
「はい。すっかり」
そのかけがえの無い魂は続けた
「ご存知の通り、私たちネコは自分のことは自分で決めるのです」
「それじゃ、行こうか?」
神が言った….。
ヒゲの生えた天使が応えた
「ええ、でも、ゆっくり行かないと。
ほら、私の人間の友達がね。
ちょっと。私を必要としてるのですよ。心からね」
「彼らは理解していないのかい?」
神が尋ねた….。
「彼らから離れることは無いことや、
君の魂と彼らのはより合わさったものであることや、
すべては永遠のものであることを?
誕生や滅亡は存在しないことを?
それはただ永遠のものであるということを」
「そのうち理解すると思います」
優しいネコは応えた….。
「ずっと彼らの心に囁きかけます
いつも一緒にいることを
私はただ永遠に共にいるということを」
<<< 作者不詳>>>